先日、東北大学の空間文化史学研究室にお招きいただき、修士1年生の論文中間発表会に参加してきました。発表に先立って、「習合儀礼の場を読み解く」と題してショートレクチュアを行いました。レクチュア後には、学生さんからこちらの研究が届いていない箇所についての質問など、なかなか鋭い指摘にこちらも大いに頭を回転させられ、実のある質疑応答になり面白かったです(加えて事前に拙稿を読んでいてくれたようです!)。
論文発表は二人の学生さんが発表、書院造研究と境内図研究でした。どちらも、既往の研究をしっかりと把握している点、基本的な情報・用語など抑えられている点が頼もしく、今後の展開が楽しみです。修士一年生のこの時期に修論を見据えた発表会を行うのは論文への意識やモチベーションを考える上でも良いことだと思います。
その後の懇親会でも4年生の研究テーマなど色々な話をしながら濃く楽しい時間を過ごさせていただきました。研究に対するやる気と真摯な姿勢をもう一度確認させられる一日でした。研究室の先生、学生のみなさんありがとうございました。